アラフォーで婚活に疲れ、もうやめたいと感じていませんか?
結婚相談所のカウンセラーとして、今回はその気持ちに寄り添いながら、本音をお伝えしたいと思います。
前の2つの記事では、婚活をやめたいと感じている方へのアドバイスを詳しくご紹介しました。
やめたいなら、やめてもいいのです。
ただ、その先の未来についてしっかり考えていますか?
この記事では、やめるのが幸せか、それとも続けるべきか、決断するためのヒントをお伝えします。
どうぞ、カウンセラーの本音に耳を傾けてください。
目次
1.カウンセラーとしての本音、アラフォー婚活サポートの難しさ
アラフォー婚活のサポートはとても難しいと感じます。
その理由は、多くのアラフォー婚活者が『出会いさえあれば結婚できる』と思っているからです。
というのは、今まで仕事中心で出会いもなかったし、結婚できなかったのは当然だという考えが思考の中心にあるのです。
特に、そこそこ年収のある人は、出会いのチャンスに巡り合えなかったことがいまだ独身の大きな原因と思っています。
しかし、実際には、婚活を始めて出会いの機会を得ても、結婚に至らないケースは少なくありません。その原因が、自分自身にあることに気づけていないことが多いのです。
私たちカウンセラーも、なかなかズバリというのは気が引けます。
なぜなら、相手を傷つけてしまう恐れがあるからです。
ですから、慎重に言葉を選びながら、本人が気が付くまで心棒強く待つのです。
もうそれはそれは、大きな忍耐力を必要とします。
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たとえば、ある女性は、お見合いはある程度あるのですが「トキメキがない」と言ってすぐにお断りをすることが続いていました。
婚活を始めて3ヵ月も過ぎると、徐々に婚活の意味を考えるようになりました。
そうこうしているうちに心が閉ざされてしまったのですね。
そうするとお見合いの申し込みすら来なくなってしまいました。
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不思議なことですが、プロフィール自体は変わっていないのに、その人の心の持ち方次第で、お見合いのオファー数やお相手の質が変わるのです。
ですので、私たちは会員様の感情と行動のバランスをいつも気にしてサポートします。
2.やめる決断には万全の準備を!
アラフォー世代が、婚活をやめる決断をするときは、その先の人生を考えて後悔のない決断をすべきです。
前のブログにも書きましたが、単に「婚活に疲れた」からやめるのは絶対に避けたいことです。
詳しくはこちらのブログをお読みください。
やめた後のことを考える前に、心と体のケアをする
婚活をやめると決断する前に、本当にその決断で良いのかを考えるためにも、まずは心と体をケアすることが大切です。
なぜなら、心や体にストレスを抱えたままでは、正確な判断ができず、『逃げ』の決断になってしまい、後悔する可能性が高いからです。
たとえば、仕事が忙しく追われている状態では、婚活そのものが負担に感じられることがあります。
幸せな結婚や人生を目指していたはずが、いつの間にか婚活自体が目的になり、重荷に感じてしまうことも少なくありません。
そのため、まずは体をしっかり休め、心をリフレッシュさせてから、自分と向き合い、今後についてじっくりと考えることが必要です。
ストレスは、意思決定に影響を与えます
ストレスがかかると脳の意思決定に関わる前頭前皮質が機能低下を起こし、短絡的葉決断やリスクの高い選択をしがちになります。
自分で「最善の決断」と思ったことが、実はリスキーな決断になるということです。
親以外に相談
心と身体のケアをしたうえで、親以外の信頼できる人に相談することをおすすめします。
できれば、私たちのようなプロのカウンセラーに相談するのが理想的です。
婚活をやめることを相談するのは気が引けるかもしれませんが、あなたのことを本当に考えているカウンセラーなら、喜んで先を見据えた的確なアドバイスをしてくれるでしょう。
覚悟がありますか?
婚活をやめるということは、今後の人生を一人で歩んでいく覚悟をするということ。
そのためには、経済的・精神的な自立はもちろん、孤独に向き合う強い心が欠かせません。
もし、経済的な基盤がしっかりしていない状態で婚活をやめてしまうと、将来的に不安が大きくなり、再び婚活を始めることになりかねません。
年齢が進むにつれて、出会いの機会がさらに少なくなることも考慮しなければならないのはいうまでもありません。
3.「ジョハリの窓」で心の窓を開き、未来を見据える
婚活をやめたいと悩んだときには自分との対話がとても大事です。
私は会員様のお悩みに対して、「ジョハリの窓」を使って一緒に考えていきます。
ジョハリの窓
ジョハリの窓で、自分の心の4つの窓を意識してどの窓が開いて、どの窓が閉じているのかを確認することで、より明確な未来を見据えることができます。
開放の窓を広げる
「開放の窓」は、他人にも自分にも見えている部分です。
結婚に対してどう考えているのか、人生の目標は何かをオープンに話し、自分の感情や価値観を他者と共有することで、この領域を広げることができます。
信頼できる友人やカウンセラーと率直に話すことで、婚活の先にどんな未来を望んでいるのかがよりクリアになります。
盲点の窓を見つめる
「盲点の窓」は、他人から見えているけれど自分では気づいていない部分です。
婚活の過程で他人からのフィードバックを受け入れ、自分が見落としている強みや改善点に気づくことが重要です。
たとえば、他人から見た自分の魅力や課題を知ることで、新たな視点でお相手を探すことができるようになることがあります。
秘密の窓を開く
「秘密の窓」は、自分だけが知っていて他人には隠している部分です。
婚活を続けるかやめるかの決断をする際、心の奥底に隠している不安や願望と向き合うことが必要です。
たとえば、「本当は結婚したいけれど、失敗するのが怖い」という感情があるかもしれません。
この窓を少しずつ開き、他人に共有することで、自分の本当の気持ちを理解し、未来を見据えることができます。
未知の窓を探る
「未知の窓」は、自分も他人も知らない部分です。
婚活を通して、あるいは婚活をやめる決断をした後、未知の領域にある新しい自分を発見することがあるでしょう。
新しい趣味やライフスタイルを見つけることもあるかもしれません。
また、意外なパートナーシップの形を発見するかもしれません。
模索することで、自分の新たな一面に気づくことができます。この領域を開くには、新しい経験や自己探求が大切です。
これらの窓を開き、未来を見据えて判断するのは、私たちカウンセラーと一緒に取り組むのがいいのです。
何故なら、「盲点の窓」や「未知の窓」は自分では絶対に気が付かない部分だからです。
4.自己肯定感を高めることで結婚できる
結婚できる自分は、作ることができます。
というと、たいていは
- 「条件を我慢するということですよね」
- 「自分を変えろということですよね」
など、私たちカウンセラーに恐怖の目を向けます。
そういう目を何度も見てきたので、「あっ、分厚い壁作っているな」と面談で対峙するとすぐにわかります。
しかし、安心してください。
カウンセラーは「敵」ではありません。
ただ、あなたの窓を開いて幸せになるお手伝いをしたいだけなのです。
正直、本音として、そのいずれかの窓をこじ開けたくなることもあります。
長年カウンセラーとして活動する中で、残念ながら、すべての窓を閉ざしたまま結婚を諦め、退会された方もいらっしゃいました。
そうした時は、自分の力不足を感じ、ふがいなさに落ち込むこともありました。そのたびに、さらに心理学の学びを深めてきました。
結婚相談所に来られる人のタイプ
その結果、結婚相談所に来られる方の多くが、自己肯定感が低く、自分を愛することができないことが大きな要因であると確信するようになりました。
もちろん、出会いがないという外的な要因もありますが、それ以上に内面の問題が大きいのです。
結婚できない原因は、社会的背景だけではない
就職難、不景気など社会的背景も大きく影響しています。親世代のモデルケースが当てはまらない社会になっていることも大きな原因です。
ですが、同じ年代でも結婚している人は結婚しています。
結婚のピークは女性27歳というのは、4半世紀前から変わっていないのです。(晩婚が増えたので平均初婚年齢は上がっています)
現在サポートしている多くの会員様は。自己肯定感が低いまま婚活を続け、その結果苦しい経験をされています。
その苦しみから抜けた方もいらっしゃるし、苦しみ際中の方もいらっしゃいます。
心の問題は非常にデリケートですので、私たちも真剣に向かい合うことが必要とされます。
5.やめたい気持ちも尊重しています
婚活を続けていく中で、「もうやめたい…」と感じることはアラフォー世代なら、誰にでも訪れます。
私たちカウンセラーも、その気持ちを無視したり否定したりはしません。婚活は精神的にも体力的にも大きな負担がかかるものです。
特にアラフォー世代の婚活は、周りの期待やプレッシャー、自己否定感に悩まされやすく、やめたいと思う瞬間が訪れるのは無理もないことです。
もし、やめたいと思ったとき、私たちカウンセラーに相談したら「絶対にダメ」と否定されると思わずに相談してみてください。
- もしかしたら、あなたにとって結婚は「今」ではないのかもしれません。
- もしかしたら、結婚があなたにとって幸せなことではないのかもしれません。
婚活をやめたいときは自分との会話をする
自分が本当にどうしたいのか。
婚活をやめたいと思ったときは、自分と向き合うチャンスです。
婚活の悩みはほかの悩みと違って、あなたの人生全てを包み込んだ悩みです。
じっくり考えてください。
相談してください。
そのうえで、やはり「やめたい」と思ったら、一旦婚活から離れてみるのも良いと思います。
私たちはやめるという選択も尊重します。
ただし、後悔しないためにはその決断に確固たる理由と自信が必要です。
カウンセラーとしての私たちの役割は、あなたが本当に納得いく決断を出来るよう、しっかりとサポートすることだと思っています。
無理に婚活を続けさせるのではなく、あなたが自分自身の人生に自信を持ち、後悔のない選択をするための道しるべとなることを目指しています。
やめたい気持ちは尊重しつつ、次のステップを一緒に考えるサポートをしていくことが、私たちの役目です。
おわりに
アラフォー婚活は、短絡的に「やめた」と判断するのは後悔が残ります。この記事を参考に自分自身としっかり向き合ってください。
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