これは、出会った瞬間にわかるものと思っていらっしゃいませんか?
全くの思い違いですよ。
長年夫婦をやっていて、あれが運命の出会いだったのかも、と思うことはあっても出会った瞬間に「この人!」とわかる人は稀です。
例えば、恋愛経験が豊富な方も、今までなんか違うと思い結婚に至らなかったから、「きっと私の結婚相手が現れるときは、ビリビリっと感じるものがあるはずだわ!」なんて思ったり。
また、恋愛経験がほとんどない方も、ドラマやマンガの世界のように想像したり。
- この人ともうちょっと一緒にいたいな、
- この人といると自分が和らぐんだよね、
- 一緒にいると楽しい、
- 一緒にいて楽、
そういう人と、考え方がある程度同じならば、その人が結婚相手なのだと思います。ただし双方がそう思わなくてはいけませんが。
運命かどうかなど後からのこじつけで十分。
というのは、結婚というのは決してゴールではなく、スタートだということ。
これから二人で創っていくものです。
お互いに思いやれること、それが一番大事なのです。
私は5月中、結婚相談以外のカウンセリングで夫婦問題が一気に3件ありました。
今までは結婚に関しては、婚活のお悩みをお受けしてばかりだったので、結婚後の夫婦問題を受けること自体びっくりなのですが、一気に3件というのはさらに驚いています。
このことで気が付いたのは、「感情」と「データ」のバランス。
3件とも恋愛結婚で、割と若いうちに結婚した人たち。
恋愛結婚だから、どういう家族で、どういう仕事で、どういう考え方なのかというのは後からわかるものですね。
夫婦問題は家族の問題。二人だけの問題ではないので、ことは大きいのです。
逆に、結婚相談所で活動していてのお悩みは、なかなか良い人と出会えないということで、プロフィールはよいのですがいまいちピンとこないとか、デートしていても疲れるとか。
データはばっちりでも感情が伴わないと、結婚は無理ですよね。
だからと言って、恋愛結婚のように感情だけが先走っても結婚生活は上手くいかないことがあるのです。
感情だけで決めてしまう恋愛結婚と、データがあるうえで感情を確かめて結婚相手を決める結婚相談所の婚活、さて、みなさんはどちらが良いと思いますか?
バリバリどか~んという感情は湧き出てこなくても、先述した「一緒にいたいな」「一緒にいて楽」という穏やかな感情が沸き上がればきっとあなたの運命の人だと思います。