結婚しない娘・息子に、親がしてあげられることは、たった一つのこと。
30歳を超えても結婚しない娘や息子を持つ親御さんにとって、我が子の将来は大きな心配事ですよね。
「結婚しなきゃいけない」というプレッシャーをかけたくはないけれど、つい口を出してしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、焦っても良いことはありません。大切なのは、娘さん・息子さんの気持ちに寄り添い、情報収集という形でサポートすることです。
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こんにちは。千葉県柏市で婚活アドバイザーをさせていただいている白鳥志津子と申します。結婚相談所プラナを運営しています。
今日は、
「30歳を超えた娘がいるんだけど、全く結婚の気配がない!」「もう40歳になる息子が結婚できなくて心配で仕方ない」
こんな親御さんの悲鳴に切り込んでいきたいと思います。
なぜ、娘・息子は結婚しないのか?(またはできないのか?)
あなたの娘さんや息子さんが結婚していない一番大きな理由は、「不安」だからです。結婚できないことにも不安、結婚するのも不安なのです。
「30代・40代にもなって何を言ってやがる!!」などと息巻いてはいけません。
お父様、お母様のときとは時代が違うのです。
全く違う時代に生きています。
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右肩上がりの給与、終身雇用、、そんな世の中はとっくに消え去ってしまいました。もう生きているだけで不安。そんな世の中です。今のお子様たちにはロールモデルがいないのです。
娘さんであれば、専業主婦だったお母様はお手本にはなりません。息子さんだってそうです。家に帰れば家のことはすべて任せられる奥様はもういないのです。
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お手本がないまま進んでいかなければならないのですから「怖い」と思うのは当然です。
「いや、自分たちだってそうだったよ」といわれるかもしれませんが、景気のいい世の中ではありません。今の40代以下は、就職氷河期以降の人たちです。頑張っても報われないことのほうが多かったのです。
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情報過多社会がもたらす不安と恐怖:娘さん・息子さんへの理解とサポート
さらに、情報過多な現代社会は、確かに不安や恐怖を煽り立てる要因となります。特に、自ら探したわけではない情報が次々と飛び込んでくるスマートフォン社会においては、その影響は深刻です。
娘さんや息子さんが婚活などのテーマで検索した場合、不安や恐怖を煽るような記事が目につくのは当然のことかもしれません。なぜなら、そうしたネガティブな情報は人の注目を集めやすく、読まれやすい傾向があるからです。
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しかし、全ての記事が真実とは限りません。中には、誇張された内容や偏った視点に基づいたものも多く存在します。娘さんや息子さんがそのような情報に惑わされ、必要以上に不安や恐怖を感じてしまうことは、決して望ましいことではありません。
大切なのは、娘さんや息子さんの話をよく聞き、共感を示しながら、情報と向き合うためのサポートをすることです。
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もちろん、すべての未婚者が当てはまるわけではありません。
20代なら、もう少し柔軟性があります。
若さに加え、情報処理能力が違います。30代・40代は、あふれる情報に振り舞われている場合が多いのです。
お父さん、お母さんからすると、「ものに囲まれたいい時代に生まれたはず」と思うかもしれませんが、ものに囲まれすぎてしまったのかもしれません。
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結婚しない娘・息子の心理的ハードルを下げる方法
このような、結婚しない娘や息子は、まずは精神的なハードルを下げてあげなければいけません。繰り返しますが、「30代・40代にもなって!!」と怒ってはいけません。
そのように怒る前に、娘・息子と自分とのかかわりを顧みる必要があります。
たとえば、以下のようなことはありませんでしたか?
- 恋愛や結婚の話題をなんとなく避けてきた
- ご両親がお互いを尊重していることを見せてこなかった(もしくは尊重しあえていなかった)
- 会話の少ない家庭だった
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このようなことがあると、本当は結婚したいと思っていても、素直になれない娘さんや息子さんが出来上がります。または、結婚したいとすら思わない、自分ひとりの世界観を大事にしすぎてしまうことがあります。
仕事柄多くの人を見ていますが、会話の多いご家庭の息子さん・娘さんの結婚は早いようです。
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娘・息子だって照れくさい
このようなことから、「おい、どうするんだ!結婚は?」などと上からの物言いで、娘さんや息子さんに迫ってはいけません。
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以下のような手順をおすすめします。
- 「結婚を考えられる人、いるの?」と聞く
- いなければ、「結婚をしようとは思っているの?」ときく
- その答えがどうであろうと、「そうか」といって、いったんその話は終わる
これで、今後話すきっかけを作れたことになります。話すきっかけ作りをせずにいきなり本題に入るとお互いが気まずくなります。学生時代も含め、恋愛や結婚観などの話しをしてこなかった親子間には、このきっかけつくりが大切です。
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子供も、このような話をするのは照れくさいと感じています。
また、子供の意見を尊重したいと考える親御さんもいますが、結婚に対して特に考えを持っていない息子さん・娘さんもいます。
成り行き任せで過ごしてきた場合や、そもそも小さいころから親御さんがすべてを決めてきた場合、その傾向はさらに強くなります。思春期をうまく経験せずに30代・40代になってしまった人もいるのです。
たとえば、私の経験で、以下のような会員様にお会いしたことがあります。
「子供はできれば一人っ子にしたくないので最低でも二人は欲しい。」と40歳過ぎた女性が言うのです。大真面目な顔で。
このように、子供が欲しいと言いながら、結婚を先延ばしにしているという不思議な現象が起こっているのです。
お子様の自主性に任せて何もしなければ、独り身のお子さんを残して先に逝かなくてはいけなくなります。
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娘・息子は、10年後も変わらないと思っている
加齢とともに体が病気がちになったり、思うように動けなくなったりすることを親御さんなら理解しているでしょう。
しかし、30代・40代の娘や息子にはそれがわかりません。10年後も20年後も、同じように体が動き、思考判断能力も衰えないと思っているのです。頭では理解していても、それがどんなにつらいことかは実感できていません。だから、ずっと一人でも今と変わりなく生きていけると思い込んでいます。
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また、親御さんが先にいなくなることも想像できないのです。今と変わらない日常がずっと続くと信じているのです。
いまだに反抗期のような態度をとる娘さんや息子さんもいますよね。もしかしたら、本当はわかっているのですが、それを考えると怖いので、あえて考えないようにしているのかもしれません。
ここでも、日ごろの会話が大切です。
両親の信頼関係をあえて口にしてみる方法
たとえば、「お父さんがいてくれるから、高いところのものが取ってもらえるわ」「母さんがいてくれると、空気が和むねぇ」など何でもいいので、お互いを尊重しあう言葉をかけあってみてはいかがでしょうか?
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お互いの役割分担ができているため、今更照れくさいと感じるかもしれません。しかし、こうした両親の会話が、娘や息子に結婚したいという気持ちを育むのです。体が思うように動かなくなったときや定年後の両親の姿は、30代・40代の独身の娘や息子の心に響くのです。
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この当たり前の日常は、お父さんとお母さんの結婚によって成り立っているということを、改めて知ってもらうことが大切です。
結婚しない娘・息子に親ができること
さて、日常の会話に加えて、結婚しないできない娘・息子に親ができることは、情報収集でしたね。
先に心理的ハードルを下げる方法をお伝えしました。
この後は、情報収集だけです。
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今の社会の重要な構成員である娘さんや息子さんは、ほとんどプライベートな時間がありません。あったとしても疲れ切ってダウンしているかもしれません。
とにかく忙しいのです。
ノー残業デーがあっても、常に勉強をしていないとリストラされる不安があります。昔のようにアフターファイブに飲みに行くことはほとんどありません。だからこそ、出会いがないのです。この点をお父さんお母さんは理解してあげる必要があります。
なので、
- 結婚したい
- 結婚するには婚活しなきゃ
と本人が思っていても、その時間が取れない。また、情報過多なことに加えて取捨選択能力に欠けるので、だらだらとネット情報を見るには見ても、自分ごとに置き換えたり、行動するまでのモチベーションが上がらない。
「婚活って言っても、何をどうしていいかわからないよ」
というのが本音です。ですので、ここでお父様とお母様は一肌脱ぎましょう。
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30代・40代のお子様を持つ親御さんなら、ネットで調べ物をすることはできると思います。パソコンでもスマホでもよいので、お子様の代わりに婚活に関する情報を収集してあげてください。
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情報収集は、大切な婚活の一歩
親が情報収集するメリットは、次の5つ
- 人生経験が長いので、取捨選択能力がある
- 客観的視点で判断できる
- 娘・息子にレールを敷いてあげられる
- 娘・息子の長所と短所をわかりきっている
- 詐欺的な婚活に騙されない
娘さん・息子さんが大きな不安を持ったまま婚活を始めてしまうと、適切な婚活方法を選べないことがあります。
不安や焦りは人の判断能力をそぎ取ってしまうものです。
特に40代の娘さんや息子さんは要注意です。
「色々調べて、話を聴いてきた結果、婚活とはこれこれこういう方法があり、今のお前には、こういうところがいいんじゃないかと思う。」
とパンフレットを見せてあげてるとよいでしょう。
実際に足を運んでみよう
この情報収集は、ネットを見るだけでは不十分です。そんなことは、娘さんや息子さんもやっています。実際に話を聞きに行くことが重要です。
この行動ができないのが、いまだ独身の娘さんや息子さんです。
もちろん、家族間の会話が十分で「結婚相談所に話を聞きに行ってみたら?」と自然に言えるなら、本人に任せても良いでしょう。
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しかし、うまく進められない場合は、親御さんが話を聞きに行くべきです。
ネットで見るのと実際に話を聞くのでは、印象が大きく異なります。実際に婚活カウンセラーと話をすることで、自分の娘や息子に適したアドバイスをもらえるでしょう。
娘・息子の代わりにお見合いをしても無駄
さて、最近では親のための結婚相談所があります。これは、親同士がお見合いのような形で後で子供たちを引き合わせるスタイルです。
私は相談に来られる親御さんに常々お伝えしていますが、「本人が実際に結婚相談所に足を運ばなければ、結婚はできません。結婚するのは本人です」と、本人のやる気を確認しています。
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親に言われて結婚相談所に足を運ぶのも構いません。どのような入り口でも、本人が来るかどうかで結婚への本気度がわかります。
正直、本人にやる気がないのに親とカウンセラーだけが躍起になっていても無駄です。
ですから、親のための結婚相談所は親の安心のためであり、子供の結婚につながるかどうかは難しいと考えてよいでしょう。
今の時代、親に言われたからと言って、好きでもない人と結婚する人はほとんどいないと思います。
結婚にはストーリーがあります
出会いからプロポーズ。そして、結婚生活。すべてが一つのストーリーです。
親御さんは、ご自身の結婚ストーリーの中に、娘さん・息子さん結婚の序文を作ってあげてもいいかと思います。それをどういう物語にするかは、お子様次第です。
くれぐれも注意しますが、娘さん・息子さんの物語の中に入っていかないようにしてください。
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親が、結婚しない娘さん・息子さんのためにできることは、情報収集だけです。
たとえて言うなら、料理です。
ハンバーグの作り方を教えてあげるまでは親の役目。実際に材料を買って作るのは娘さん・息子さんの仕事です。
結婚相談所は親代わり
結婚しない、できない、娘さん・息子さんに対して、結婚相談所がやることは、親御さんの代わりです。
情報収集したら、速やかに結婚相談所にお任せしましょう。
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結婚相談所に入会しても、あれやこれやと口を出すと、結婚の時期がさらに遅くなります。
他人がお世話するから、うまくいくのです。
心理的に近い親御さんでは息子さん・娘さんを結婚に導くのは難しいでしょう。
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結婚相談所は、親御さんの代わりに、娘さん・息子さんの結婚へのモチベーションを上げ、良いご縁をご紹介します。一生涯のパートナーに出会うまで、何度もご紹介いたします。
もし、娘さん・息子さんのご結婚にお悩みでしたら、一度お話を聞きにいらしてください。
おわりに
息子さん、娘さんのご結婚が心配なお気持ちはよくわかります。一度ご相談にいらっしゃいませんか?
親御さんとの無料カウンセリングを承っております。
結婚の悩みがスッキリする、無料相談をぜひお試しください。
*この記事を書いた人:結婚相談所『ブライダルサロン・プラナ』運営・婚活アドバイザー 白鳥志津子
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