なりふり構わず婚活するは一時の恥

なりふり構わずの婚活は痛い！？

ある38歳の女性が、会う人ごとに「結婚したいので、いい人いたら紹介して。」と言っていたとして、あなたはどう思いますか？
「イタいな～」と思うでしょうか。冷ややかに見つめるでしょうか。

晩婚化が進んでいるとはいえ、
平均初婚年齢は、平成23年東京都で男31.9歳、女30.1歳です。
現時点では、さらに晩婚になっていると思われますが、男女ともに30代前半では結婚しているカップルが多いということです。

30歳過ぎたら、婚活は自主的に

そういう中で、38歳の女性が、結婚したいからと紹介を知り合いに頼むのは、少々イタいかもしれませんが、自主的な行動を起こさなければ結婚は難しいと判断した結果であるわけです。

私は、結婚相談所を10年やっていますが、こういう行動を冷ややか見つめるようなプライドの高い、なおかつ依存心の強い箱入りのお嬢様たちが増えていると感じます。
「あまりガツガツしたくない」
「いい人がいたら結婚しますけど、、、」

そんなお嬢様たちは、得てして動かない。
白馬の王子様がやってきて、私を見つけてくれる。
どこかでこのように思いたいのでしょう。

それこそイタい！

婚活しても結婚できない人とは

「だって、今まで結婚しないでいたのだから、ときめくような相手じゃなきゃ結婚はできないわ。」
心の奥では、きっとそう思っていらっしゃるのではないかと感じます。
もう、そのままずっと白馬の王子様を待っててください！
と意地悪を言いたくなってしまいます。

精神年齢と実年齢がかけ離れていませんか？

残念ながら、50歳になってもそれでは結婚できません。
最近、40歳くらいの女性が、「親がうるさくて。放っておいてほしいのよね。」
と言っているのを耳にしました。
周りの世話焼きを「うるさい」と片づけているうちは、まだ精神的に子供。
精神的に成長していないから結婚は無理。
結婚相手が現れるはずもなく、気がつけは生涯未婚で過ごすことになると思います。

今の世の中では、世話を焼いてくれるのは親くらいなものです。
親戚のおばちゃん、保険のおばちゃん、近所のおばちゃん、みんな世話を焼いてくれなくなりました。
だって、「うるさい」と思われたくないもの。

人生って結構単純なもの

30代の未婚のお嬢様にはまだわからないかもしれませんが、人生って意外と単純なものです。
人生の単純さに気がつけば、なりふり構わず婚活する時期があっても良いと思います。
一時の恥を乗り越えるか、生涯未婚でいくか。
二つに一つです。
20代の後輩たちは、アラフォー独身の先輩方を見てしっかり学習しています。
「一生独身は、イタイな～」って。

結婚したいなら、婚活をするという当たり前の発想を置き忘れてしまっていませんか？
婚活は今に始まったことではありません。
昔から年頃になったら、自分をアピールする術がたくさんありました。
和服の振袖がそうですよね。
お友達の結婚式に呼ばれて、振袖を着て行けば未婚の証。
お友達の結婚式で知り合って結婚したカップルも私の時代には相当いましたよ。