結婚への強い願望を抱きながらも、理想の相手との出会いに苦しむ婚活中の独身男女は数多く存在します。今日の婚活ブームにおいて、結婚相談所は数を増やし、期待と夢を抱いて新たな一歩を踏み出す多くの人々が見受けられます。
しかし、現実は厳しいもので、結婚相談所のアドバイスに従っても、なかなか結婚できない人々も増えていて、婚活疲れに悩む人々も決して少なくありません。
幸せな結婚を望むのは当然のこと。しかし、「男女の心のズレ」を理解しない限り、理想のパートナーとの出会いを逃してしまう可能性があります。
本記事では、「結婚できない理由」が「男女の心のズレ」にあるという観点から、それぞれのコミュニケーションスタイル、時間の使い方、目標と期待値の3つのポイントを通じて、効果的な婚活アプローチを提案します。
相手の心を想像する力を身につけることで、軽率な判断を避け、最適な相手を見つける手助けになります。最後までお読みいただき、幸せな結婚への道しるべとしてください。
目次
1.結婚できない理由
結婚できない理由の主な原因は、男女の心の違いを理解していないことです。大恋愛で結婚しても、心のズレを理解せずに結婚生活に入ると、悲劇が待ち受けています。
男性と女性はお互いの思考を理解することが難しく、それはお互いが異なる脳の持ち主だからです。約20年前には、「話を聞かない男と地図の読めない女」(アラン・ピーズ , バーバラ・ピーズ著)がベストセラーとなり、その内容に多くの人が納得したものです。
しかし、最近では草食系男子や男性が家事を担当する時代になり、男女の脳の違いにあまり焦点が当てられていないように思えます。
時代が変わり、男女平均化が進んでいるとはいえ、やはり男女の脳は異なるという理解が重要です。
このことが結婚できない理由の一つです。
「結婚できない理由」を知ることが理想のパートナーとのコミュニケーションに心を配ることに繋がり、しいては、幸福な結婚への第一歩になるのです。
1.1結婚できない理由の勘違い
多くの人が、「出会いがないから」と結婚できない理由を口にします。確かに、それは事実です。
しかし、
- 結婚相談所に入会しても?
- 出会いが増えたにもかかわらず?
結婚できない男女がたくさんいます。
婚活カウンセラーに相談してお見合いのマナーや自分磨きに励んでも、結婚できないとなると、カウンセラーは「条件を変えなさい」「理想を変えなさい」とアドバイスします。それでもダメなら、最終的には「自分を変えろ」と言われることもあります。
そのうち、婚活カウンセラーとの面談が怖くなり、婚活鬱を発症している人もいると聞きます。なぜなら、結婚できない理由は「あなた自身にあるのよ」と告げられているからです。これほど厳しいものはありませんね。
しかし、結婚できない理由の視点を変えると、「なんだ、そういうことか」と納得します。
1.2本当の結婚できない理由とは?
それでは、結婚できない本当の理由は一体何でしょうか?
婚活以前の出来事に目を向けてみましょう。あなたはモテモテだったでしょうか?もし異性からモテモテで、恋愛経験も豊富だったなら、この後の記事はあまり役立たないかもしれません。
しかし、モテモテではなく、恋愛経験も乏しいという方は、婚活を始めてもご縁を逃している可能性があります。だからこそ、この先の内容をじっくり読んでみてください。
本当の結婚できない理由は、「男女の心のズレ」です。
- コミュニケーションスタイル
- 時間の使い方
- 目標設定と期待値の置き方
これらは男女で大きく異なります。
この事実を知らないと、「なんとなく合わない気がする」という理由で先に進まずに終わってしまうことがよくあります。そんな感覚を体験したこともあるのではないでしょうか。また、恋愛においても、恋心の熱量差が付き合うに至らなかったこともあるでしょう。
誰もが結婚を望み、婚活に励んでいます。
理想の結婚相手を探すなら、
- 条件を変える前に!
- 自分を苦しめる前に!
この事実を理解してください。
次の章からは具体的な男女の心のズレとその解決策を提案していきます。
2.男女のコミュニケーションのスタイルの違い
男女はコミュニケーションのスタイルにおいて、異なる傾向があります。これが結婚できない理由となることもあります。
《参考記事》
以下では、男女のコミュニケーションスタイルの違いに焦点を当て、それに対する具体的なアプローチ方法を考えてみます。
2.1結婚できない理由の一因:コミュニケーションスタイル
男女のコミュニケーションスタイルの一因として、意思疎通の仕方や情報の受け取り方に違いがあります。
男性
事実を理解して問題解決を目指します。
端的で効率的なコミュニケーションをします。
女性
感情や経験の共有が重要で、
優しい言葉や共感が関係を深めます。
この違いが理解されずに会話が進まなく、お見合いが失敗に終わります。また交際に進んでも、「合わない」と感じます。
2.2具体的アプローチ方法
男性のための共感コミュニケーション術
共感の言葉を重視する
お見合いに臨む際、男性は共感言葉を心掛けましょう。女性の言葉を真剣に受け止め、「わかるよ」「大変だね」「へ~、そうなんですか」「素敵な視点ですね」といった共感の表現を多く用意しましょう。
お見合い時に解決策を提案することは、NGです。たとえば「〇〇すれば良かったかもしれないね」など、絶対に言わないことです。
お礼のマナーを大切に
お相手だけでなく、ウェイターなど他の人にも思いやりを示せるかも大切です。女性が注目するポイントの一つです。
女性のためのコミュニケーションアプローチ
はっきり伝える
女性はあいまいな言葉よりも、はっきりと自分の気持ちを伝えることです。相手が顔色で理解すると思わず、遠慮せずに直接的にコミュニケーションをとりましょう。
筋道立てた話を心掛ける
会話は筋道を立てて進めることが大切です。話題があちこちに散らばってしまうと、男性は戸惑います。メリハリを持ちながら、話を進めましょう。
《参考記事》
≫結婚できない理由は「モテる」努力不足!40代からのモテる努力とは?
このように、共感の言葉を用意することで男性の言葉は女性の心に響きます。一方で、女性ははっきりと意思を伝え、整理されたコミュニケーションを心掛けることで、円滑なコミュニケーションが築けるでしょう。
3.時間の使い方の違いがもたらす「結婚できない理由」
男女の時間の使い方には異なる傾向があり、これが結婚できない理由となることがあります。以下では、その違いと婚活における課題に焦点を当ててみましょう。
3.1時間の使い方の男女の違いと婚活の課題
男性は、目標や仕事に集中し、成果を出すことを重要視。時間の使い方には計画性があります。
それに対して女性は、人間関係や感性の発展に時間をかけます。時間をかけてゆっくりと相手を理解したいと思っています。
婚活においての課題
仕事や趣味に忙殺される男性と、人間関係や複数のことを同時進行する女性のスケジュールを合わせる難しさがあります。また、優先順位にも違いがあります。
わかりやすく言えば男女間でよく言われる「私と仕事のどっちが大事なの?」という視点です。これは男性は何言ってるかよくわからないし、女性は寂しさから出た言葉です。
婚活中は特に慎重に時間の効果的共有を試みましょう。
3.2時間の効果的共有
相互理解と調整
お互いの時間の使い方に理解を深めることです。相手がどうしたいかをきちんと聞くことから始めましょう。女性ははっきりと自分の意見を言ってあげないと男性が戸惑います。
共通の目標設定
婚活のいいところは、お見合い前に先に趣味などのお相手の背景を知ることができることです。じっくりとプロフィールを読み込んで、共通の目標設定ができるか思案しましょう。
お見合いから先に進むのが難しい人は、この事前準備を怠っている場合が多いものです。
優先事項の整理
婚活を成功させるために、お互いが優先する事項を出し合うことも大切です。日本人はつい遠慮してしまい、相手に合わせすぎて疲れてしまうことがあります。
お見合いのときに、どんなことに時間を使うのか優先順位を聞いてみるといいかと思います。
そのうえで、次回のデートのスケジュールも立てやすくなります。
お互いの時間の使い方を理解することは、将来の関係構築において有利に働きます。この作業をしっかりと行うことで、交際が円滑に進むでしょう。
4.目標と期待値のズレが生む「結婚できない理由」
男女では、目標の持ち方やそれに対する期待値にもズレが生じます。
相手の反応にガッカリして理解に苦しむのは、男女の考え方あり方の違いなのです。次に具体的に示しますね。
4.1男女の違いが悲惨な状況を生む
男性
具体的な目標を持ち、効果的なプランを立てることを好みます。安定感や成功体験を重要とします。
女性
感情や経験に基づく理想や夢を大切にします。相手に期待することで、関係が深まります。
このような違いがあるので、目標に突進していく男性と、過去の経験や感情から現実を夢想する女性の間にずれが生じ、結婚のタイミングを逃してしまうのです。
もちろん、最近の女性の社会進出が目覚ましいので、男性的な感覚をお持ちの女性は多いです。しかし、結婚となると女性は社会で気負って頑張っている分、家庭では楽な自分でいたいと思っています。
このことを理解しておかないと、お互いが理解できない反応でギクシャクすることがあるのです。
4.2「結婚できない理由」を解消する共通の目標設定
婚活の最終目標はご成婚です。
しかし、その前に次のデートの目標を二人で立ててみることをおすすめします。
たとえば、「次のデートで、●●に行きたい」とか「次のデートをもっと楽しくするために、〇〇をしよう」とか具体的な行動を二人で決めます。
結婚式のケーキカットが二人の最初の共同作業ではありません。(笑)デートのプランを一緒に立てることから共同作業が始まります。
これがスムーズにいく人となら、結婚してもうまくいくでしょう。
- 男性に任せっぱなしの女性は面倒な女性と思われます。
- 女性の意見を聞かずにどんどん進めてしまう男性は、思いやりのない男性と思われます。
二人で話し合ってデートプランを決めてくださいね。
5.相手の心を想像する力
晩婚化が進んで、結婚できない人が増えています。結婚できない理由は、年収や一人でも生きていける便利な世の中など、いろいろあるでしょう。
しかし、私は、相手の心を想像する力がなくなったことも結婚できない理由の一つだと思います。
先日、婚活をサポートしている男性会員に「本は読みますか?」と尋ねました。すると、「昔はよく読んでいたけれど、最近は忙しくて読まなくなった。読もうとしてもすぐに寝てしまう」という答えが返ってきました。
本を読むことで、相手の心を想像する力が養われると言われています。なぜなら、本の中には自分とは違う価値観や考え方を持つ人物が登場するからです。その人物の行動や言葉から、その人物の心を想像することができるようになります。
結婚生活を円満にするには、相手の心を想像する力が不可欠です。相手の気持ちがわからないままでは、衝突や誤解が起こりやすくなります。
また、相手の心を想像する力は、自分自身の心を平和に保つためにも役立ちます。相手の気持ちがわかれば、相手のことを理解し、受け入れることができます。その結果、自分自身も穏やかで、前向きな気持ちになれます。
これが婚活中にもピタッと当てはまります。
すなわち、結婚できない理由は、相手の心を想像できないからなのです。
相手の心を想像する力は、結婚生活を円満に保つだけでなく、自分自身の心を平和に保つためにも重要であり、心の平和な人と結婚したいと誰でもが思うからです。
5.1「結婚できない理由」を克服する努力は必要?
このブログでは、結婚できない理由を、男女の考え方の違いに焦点を当ててお話ししました。
結婚できない理由は、条件を下げるでもなく、自分を変えるでもなく、ただ男女の脳の違いを理解するだけで解決できます。
男女の脳は、異なる特徴を持っています。
たとえば、男性は論理的に物事を考えますが、女性は感覚的に物事を捉える傾向があります。
そのため、お見合いの際、男性は経済力や学歴を重視しますが、女性は相手の人柄や価値観を重視する傾向があります。こうした男女の考え方の違いを理解することで、お互いの気持ちを理解し、結婚につながる関係を築くことができます。
ぜひ、皆さんも男女の脳の違いを理解して、結婚できない理由を探してみてください。過去のお見合いシーンを思い返すと、なるほどと納得できることもあるのではないでしょうか。
みなさまの幸せな結婚を心より願っております。
ご相談は、こちらのフォームからお願いいたします。
この記事を書いた人
婚活アドバイザー 白鳥志津子
2005年の結婚相談所の立ち上げから長い経験を持つ婚活アドバイザーです。ブログでは、婚活の成功事例や心のケア、時間管理など、幅広いテーマを取り上げています。読者の皆さんが自信を持って婚活に取り組めるよう、正確な情報と具体的なアドバイスを提供しています。ぜひ、私のブログを通じて婚活のヒントやインスピレーションを得てください。
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